宮崎県を後に大分県へ入った。今夜の宿は長湯温泉なので、県道7号線から県道410号線に分かれて竹田市方面へ向かわなければならない。カーナビに表示されたその曲がり角があまりにも目立たなかったので、少し行き過ぎてしまった。
その結果見えた風景がこれ。
道の両側にコンクリの橋台のようなものがある。
サイフォンだ。用水路が道路を左から右へ横断している。
水面は家の軒先くらいの高さがあり、小さいながらに見ごたえがある。
道路は切り通しのようになっていて、その切り通しを横断するために作られたもののようだ。
土手に上ってみると明渠があったが、水は流れていなかった。
吸い込み口。
とってもシンプルな原理で、機能を体現しているのがサイフォンの魅力だ。
地方の名もないサイフォン、気づいたらなるべく写真に撮るようにしている。
(2012年03月22日訪問)