こんやの宿泊地、赤川温泉、赤川荘。
これまでこのサイトでは自分が宿泊した宿の紹介をしたことはほとんどないのだが、この宿の敷地内に「雄飛の滝」という滝があるので、その風景だけ紹介しよう。
駐車場の片隅には小さな滝と飲泉所がある。
硫黄分が激しく析出している水盤だ。
さっそく一昨日購入した飲泉カップを使って飲んでみた。
関東の草津や志賀のあたりにも硫黄分の多い温泉があるが酸性で酸っぱい味だが、ここは苦い。炭酸も含まれているので長湯温泉の鉱泉スタンドと同系統の味。
明渠の水を旅館の老犬が飲んでいた。
これ、毎日飲んでいたら健康になれるのか? ちょっとキツすぎるのではないか?
宿泊客は少なく、お風呂は貸しきり状態だったので、防水カメラを持っていった。なお、18時までは日帰り入浴も可能。
内湯は加温した湯船と、無加温の源泉の湯船がある。
源泉の湯船からあふれた鉱泉水で風呂場の床が白くなっていた。
露天風呂へ出てみる。
こちらも源泉でほぼ水なので、この季節、長時間浸かることはできない。夏ならゆっくり入れるかな。
奥のほうにチェーンが張ってあるが、奥の浴槽は女湯とつながっている。かつて混浴だった時代があるのではないか。
雄飛の滝はこの露天風呂の正面から見える。この山中には平安時代の廃寺もあり、修験者がこの滝を行場にしたと考えられている。
露天風呂から、人工の庭の滝ではなく、自然の滝が見られるのってここ以外であまり記憶にない。泉質もよいし日帰りで立ち寄ってもかなり満足できる温泉だと思う。
(2012年03月24日訪問)