先ほど見た道路ぎわの謎の穴から100mほど西へ行ったところに、「市穴の石風呂」の入口の案内がある。
この場所から右側の竹林のほうへ徒歩で降りていく。
周囲は古い棚田の跡みたいな場所で、段丘の崖に石風呂は掘られていた。
絡みつく木の根が不気味といったら違うかもしれないが、言いようのない迫力のある石風呂だ。
これまで見た石風呂がどちらかというと洞口が地表より低い位置にあって、土砂が流れ込みそうだったのに比べ、この石風呂は高い位置に開口していて、放置されても土砂に埋もれることがなさそう。
2層の構造が確認できる。
内部から見たところ。
火道は石で埋められてわかりにくい。
文化財の案内。
文面を見ると、緒方町には11ヶ所の石風呂があると書かれている。
先ほどの怪しい穴を含めると、この旅で見た緒方町の石風呂はここでちょうど11ヶ所目だ。
(2012年03月25日訪問)