昨夜、入浴した日帰り温泉「うすき湯の里」には、大仏殿が併設されている。
寺に入浴施設があるのではなく、入浴施設が寺を建てたというのが正しい認識だろう。さすがに夜は参詣できないから、きょう出直してきた。
きょうは月曜日ということもあるが、青天なのに誰一人として観光客がいない・・・。
まだ出来立ての寺で、ちょっと大味な雰囲気が出ているので客足が遠のいてしまうのかな。こういう寺って、これまでも何ヶ所かあった。でもせっかくだからお参りしていく。
山門は八脚門の仁王門。
仁王門を潜って正面には小さな薬師堂。
薬師堂の左手には水盤舎。
薬師堂の右手には小講堂。
内部には不動明王や八大童子などが祀られている。
大仏殿と思われる建物は丘陵の上にあり、階段が続いている・・・登るしかないのか。
境内を見おろす。写真左端に和風の建物が見えるのは寺の庫裏ではなく、温泉施設。
けっこう息が切れながら、石段を上り詰めると、、、
そこにあったのは、金堂という名前の本堂。これが大仏殿なのだろうな。
ここまで仏像の写真がいっさいないのは、仏像は撮影禁止だったためだ。ボイスレコーダーの録音を頼りに説明すると、金堂の内部は2区画に分かれていて、右側の区画に千手観音、左側の区画に薬師如来が祀られている。大きさは丈六仏。
仏像だけで大仏って看板を出せるほどではないと思うのだが、本堂は巨大なので合わせ技で「大仏殿」を名乗るのは妥当だろう。
仁王門から左のほうにも何やら巨大な堂があるので行ってみる。
途中に白龍大神という鎮守社。白い龍の像があったけれど、撮影禁止と思われるので写真は撮らなかった。
仁王門から車道をトボトボとあるいて、
100mほど離れたところにまた大味な堂があった。
名前は「大講堂」。内部には大日如来や天部の神々が並んでいた。
仏像はどれも立派だったけれど、撮影禁止って言われると、後々、どんな寺だったのか思い出せなくなってしまう。ボイスレコーダーが禁止じゃなくてよかったよ。撮影は解禁してほしいなぁ。
なお、臼杵大仏殿が撮影禁止って書いている記事は珍寺大道場と当サイトくらいなので、もしかしたらその後解禁されたのかもしれない。
また現在は大仏殿の前の斜面が掘り取られて、巨大な大仏の磨崖仏が造られているという。(写真はお描きによる想像図。)
(2012年03月26日訪問)