
鮎喰川右岸の快適な堤防道路。
この道を通っていて気付くのは桑の木が多いということだ。

土手の法面に断続的に桑が生えている。
もちろんこれは養蚕の名残りではなく、鳥が種を運んで生えた野生の桑だろう。

河川敷には養蚕に使えそうな美味しそうな桑もある。

管理されずに巨大化してしまった桑のジャングル。

きょうは中島田町付近の河川敷に来ている。このあたりも市民が作った畑が点々とあるが半分くらいは森だ。
空が広く、未舗装の道はなんだか外国にいるような錯覚に陥る不思議な場所だ。

さて、私は県道30号線(通称
でも衛星写真をみると川の中に何か構造物が見える。

行ってみるとそれは大きな堰だった。
だが、農業用水の取水というのでもないし、洪水を防ぐための落差工でもなさそう。

鮎喰川は国府町のあたりでは伏流水になり、水無し川みたいになっているので、堰の途中の排水路をわずかに流れているだけだ。
堰の上は平らなので、この排水路部分に板でも渡せば橋になりそう。

これ、実は堰ではなくて洗い越しの一種で、かつては徳鴨線の旧街道がここを通行していた跡ではないだろうか。
(2010年08月08日訪問)