樫原の棚田から県道へ降りてくる道の途中に寺があったのでお参りしていくことにした。
曹洞宗黒松寺という。
山門は奇妙な楼門。
全体が白いが、これはトタン板が張られているだけで、漆喰の土蔵造りというわけではない。
2階が覗けたけれど何もなかった。
竜宮門の一種と言ってもいいかもしれない。
本堂は銅板葺きだけど、けっこう反りがきつく、もともとは檜皮葺きだったかもしれない。
本堂の右側には玄関、庫裏、納屋、東司がある。
庫裏はどう見ても人が常駐している感じではないので、現在は無住なのだろう。
本堂の左側には土蔵と小さなお堂。
小さなお堂は文殊菩薩堂だった。
さらに進むと宝形の堂がある。
建物は何度も補修されているようでけっこうしっかりしている。最後の補修は明治時代くらいじゃないか。
左側に見切れているのは地蔵堂。
堂の中を覗いてみるとどうやら護摩堂っぽい。
香時計が置かれていた。
(2003年05月24日訪問)