海部町の
途中、国道193号沿いでいろいろ寄り道してきたから会場に到着したのは20時過ぎ。あたりは暗くなって、ホタルの観賞に適した時間帯となった。
母川は海部川の河口付近から分れる支流だ。海部川本流は河床が浅く河原が広い雄大な川だが、母川は様相が違い、川幅が狭く葦が繁っているような小さな川だ。
この川には全長2mにも達するというオオウナギという魚が生息し国指定天然記念物に指定されている。
で、ホタルのほうはどんな調子だったかというと、それなりに飛んではいたけれど、一面に乱舞しているという状況ではなく、少し拍子抜けだった。
四国は人口も少なく、相対的に自然が豊かなので徳島市内でも少し郊外に行けばちらほらはホタルが飛ぶのを見られるし、そもそも私が住んでいる住宅地は「ほたるが丘」という住所で昔は窓を開けているとホタルが舞い込んだとも言われている。
きょうは日が悪かったのか。
徳島市内からはかなり距離があるので、後日また出直すというのも大変。
もし、徳島県内でたくさんのホタルを見たければ、まず美郷村の川田川の発生地がオススメだ。道からホタルまでの距離は離れているが、本当に大量のホタルの明滅が見られる。
このホタル祭り会場には期間中、揚水水車のようなものが設置され、祭りのシンボルとなっている。
夜だったので光量が足らず、回転している様子しか映らなかった。2004年ごろのデジカメの性能では、暗闇の物体やホタルの飛翔などを撮影するのは限りなく難しい。
(2004年06月04日訪問)