皆ノ瀬のヒメボタル

国道193号線の道端でヒメボタルを見かけた。

(徳島県海陽町小川皆ノ瀬)

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海部町からの帰路、国道193号線沿いで偶然見かけた別のホタルについて書いておこう。

場所ははっきりとしないのだが、海部川の上流の皆ノ瀬という集落を過ぎて霧越峠へ向かう森の中だったと思う。(右上の地図にはこの辺かな?という場所にピンを立てておいた。)

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車で走っていてホタルが見えるということはほぼあり得ないのだが、このときは何となく茂みの中に光が見えたような気がして車を止めたのだ。

道端の草むらに数匹のヒメボタルが光っていた。常々、ヒメボタルを見てみたいと思っていたのがこんなところでかなった。

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ヒメボタルは、陸貝(カタツムリ)を食べるホタルで、水辺ではなく森の中に生息している。そもそも水中の貝を食べるゲンジボタルとヘイケボタルのほうが特殊なのだ。

光りかたは鋭く、特徴的だ。

ゲンジボタルの明滅は"ホワン、ホワン"という感じだが、ヒメボタルは"ビカッ、ビカッ"という感じ。パチンコ屋のネオンについているストロボライトが明滅するような光りかたで、まぶしい感じがする。

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こんな道端で!? という意外な出会いだった。その後注意しているが、徳島県内で偶然ヒメボタルを見つけることはできないでいる。

(2004年06月04日訪問)