川田川右岸にある索道のひとつ。場所ははっきりしないのだが、おそらく下図の地点だと思われる。
家は川田川の対岸で、車道のほうが標高が高い。そのため主索は下り勾配になっていて車道側にウインチがある。主索+曳索+荷上索の3線構造で曳索はループしていない単線。複線往復式索道。
この索道には2つの特徴がある。
ひとつは搬器が動滑車に吊られていて上げ下げできるということだ。やや安定感に欠けるので、荷物はしっかり固定しなければならないだろう。私設の索道でこの構造はめずらしい。
もうひとつは曳索が搬器に直接つながっておらず、機関車と貨車のように連結されているという点。理由はよくわからない。安定性のため? あるいは別の構造の搬器と付け替えることができるのか? 謎である。
対岸の家に行くルートは1/25,000地形図でも確認できないので推定で書き込んだ。
(2002年11月10日訪問)