熊野神社の境内、火の見櫓の横あたりに文化財の看板が立てられている。
平安時代初期の焼物を焼いた穴窯があるという。でも登り窯だというからこの神社のような平坦な場所にあるはずがない。
辺りを見回すと、神社から東へ100mくらいの段丘崖にそれらしきものが見えた。
ちょっと遠いけれど、見ていくか。
窯跡は現在の果樹畑の中にあり、屋根がかけられている。
埋め戻さず発掘したままの状態にしてあるので当時の様子が想像しやすい。
須恵器の破片も所々に残っている。
さすがにもう暗くなり、きょうの観光はこれでおしまいだ。
高越山がシルエットになろうとしていた。
(2002年11月23日訪問)