河口橋から県道を5分ほど走ったところに、道ばたに小屋がある。
細野測水所だ。
このすぐ近くに下流の発電所に取水する堰があるので、その発電所に関連する設備だろう。
よく見ると、この測水所の小屋の下に索道がある。
架線はほぼ水平に張られている。林業に関連するものではなく、この測水設備に関係する索道と思われる。対岸には石垣があるから古い時代には山仕事をする人が渡った場所かもしれないが、現代では人家などもなく、対岸に何らかの用事があるとは思えない。
もしかすると対岸にもセンサーが設置されているのかな。
索道の形式は複線往復式。ただ、モーターが見当たらない。もしかして手動でハンドルを回す構造?
さらに搬器がコンパクトで、これまで見たことがない形だ。もしかして索道をあまり造ったことがない鉄工所による水利施設専用カスタムメイドの搬器なのかもしれない。
(2008年11月02日訪問)