
熊野本宮大社。
全国に4,000社以上あるとされる熊野神社の総本社にして、熊野三山のひとつ。
世界遺産にもなっている、とにかく立派な場所だ。

もともと川べりにあったものが明治時代の水害でこの場所に移転したとされているが、そこそこ神がかった雰囲気の場所なので、以前から別当寺でもあったのかも知れない。
現在は川からだいぶ高い場所にあるので、水害を受けることはもうないだろう。

参道入口にある放生池。

参道にある末社の功霊社。

同じく末社の祓戸大神。

石段を登ったところに水盤舎がある。

全国にある熊野神社の分布図。この図によれば全国に3,831社の末社があるという。
実際、神社の数なんて数えられるんだろうか。
ただ傾向はあるようで、多い地域と少ない地域では10倍くらいの数の差がある。

水盤舎近くにある社家的な何か。

その少し先にある社務所。

社務所の向かいには宝物殿がある。

そこからさらに参道を進んだところに中門の神門がある。
この中に本殿があり、中に入ることはできるが、撮影は禁止。

本殿は4柱からなり、第一殿、第二殿は一体化した入母屋平入りの社殿、第三殿、第四殿は春日造りの社殿。
いずれも檜皮葺きの端正な建物。

神門前の護符売場。

神門の外側に黎明殿という拝殿がある。

黎明殿の左手には神饌所と思われる社殿があった。
(2012年07月09日訪問)