
大下の清水も坂道の横に湧いている。
私はこの坂を抜け道でよく通る。
吉見町や川島町から早俣地区へ入ると、南方向が袋小路で越辺川を渡る橋がない。
しかたなくいったん国道407号へ出て高坂橋を渡るしかないのだが、国道へ出るときショッピングモールが密集する交差点は渋滞しやすいので、そこを避けて抜け道するとこの坂に来てしまうことが多いのだ。

正代地区の舌状台地には坂も多く、清水と合わせて「七清水八坂」と言われているという。この坂にも名前があるのだろうか、大下坂か?

大下の清水は私有地のような場所に湧いていて、庭のようなしつらえになっている。生活のための水という雰囲気がなく標柱がなかったら通り過ぎてしまうような湧水池だ。
でも、7つの清水のうちひとつくらいはこういう個性があってもいいのかもしれない。

湧水点と思われる場所。
湧水池は藻が茂っている。

吐き出しと思われる場所。
(2023年04月02日訪問)