行司免遺跡の井戸

中世にあった集落の井戸が畑の中に残っている。

(埼玉県嵐山町大蔵)

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稲荷橋鞍掛橋と続いて、都幾川の写真は日暮れ後ばかりが続いているが、すべて別の日なのである。

この日も東松山や吉見町に遊びに行った帰り道、嵐山町の畑の中を通っていたら道路に文化財の看板が出ていたので立ち寄ってみることにした。

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それは中世の井戸だった。

ここ行司免(ぎょうじめん)遺跡は、縄文時代~古墳時代、中世と長期間に渡る村の痕跡が見つかっている台地で、この井戸は中世のもの。付近には続日本の百名城の菅谷館や、大蔵館といった館跡もあり、環境がよく暮らしやすい場所だったのだろう。

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井戸は石組みで、鉄の檻でフタがされている。

この井戸が中世にどのような施設に附帯していたなものなのかはわかっていない。

正直、観賞の見どころがよくわからない遺跡だ。

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中を覗いてみたが水面は見えなかった。

(2023年01月04日訪問)