小川消防署東秩父分署

RC造3階の消防署の屋上に火の見櫓が。

(埼玉県東秩父村坂本)

東秩父村の槻川の上流部、坂本、皆谷(かいや)、白石地区はかつて坂本村、皆谷村、白石村、大内沢村という4つ村だった。その4つが合併して槻川村が誕生した。

旧槻川村の中心部に、郵便局や消防署などの行政機関が集まっている場所がある。かつてはここに村役場もあったのだろう。

槻川村もさらに合併して東秩父村になり、行政の中心は御堂に移ったため、かつての村役場周辺もさびしい場所になってしまった

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その場所に旧小川消防署東秩父分署の建物がある。

東秩父村は2022年現在、埼玉県で唯一の村である。名前に「秩父」と入っているが、広域行政は比企地区に属していて秩父市とは関係がない。

消防署の名前が「小川消防署」なのは、東秩父村は消防と警察を小川町に拠っているからだ。

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この消防署の屋上に火の見櫓が載っている。

消防署の建物自体が3階建てなので、ちょっと火の見櫓の写真が撮りにくい。遠くだと細部が見えないし、近くまで行くと建物の屋上が見えなくなる。

往路で撮影アングルに困り、帰路に別角度からもう一度撮影しようと思って通り過ぎたのだが、帰路にこの道を通らなかった・・・。

消防団の倉庫の上に火の見櫓が載っている例が多いが、消防署の上に火の見櫓があるというのは珍しい。

(2022年10月25日訪問)