流れ橋から200mくらい上流に鞍掛橋という抜水橋がある。その橋の横に頭首工があった。堰の名前は鞍掛堰。
鞍掛橋、鞍掛堰は都幾川に同名の有名な橋と堰があるので、兜川の鞍掛橋と鞍掛堰はちょっとネットを調べたくらいでは見つけられないだろうと思う。
竣工紀念碑があったので漠然と写真を撮っておいたのだが、竣工年が写ってない・・・。裏側にでも書いてあったのかな。今度このあたりを通ったら確認しよう。
堰の構造は石垣の隙間をコンクリートで埋めた、いわゆる練り積み石垣。
DIYとまではいわないけれど、施工があまりプロっぽくない。これ本当に自治体が正規に建設した堰なのだろうか? 下流の大塚堰もこんな感じだったから、この堰も戦前に造られたもので当時の工事はこんなものだったのかもしれないが。
堰の中心3mくらいの幅で水吐きがある。
そして、なぜか堰の上に角材が固定されている。これで水をせき止めて用水路側に入る水量を調節するの? わけがわからない。そんな堰ってある?
用水の取水口は左岸側にある。用水の名前は鞍掛用水か、あるいは、名前はないかもしれない。
この堰の左岸は支流の股みたいな場所で、この用水で配水される圃場の総面積は1.5ヘクタール程度しかない。
(2023年04月02日訪問)
