氷川神社の南側に愛宕塚古墳という古墳がある。

私は古墳があれば必ず立ち寄るというわけではない。でも神社にお参りして、駐車もしていたので行ってみた。

神社からは150ｍほど。

小さな古墳だが、墳丘はなんとなくわかる。

円墳だろうか。

看板の柱だけ残っていたが、ここに古墳の案内があったのか、あるいは、不法投棄禁止みたいな看板だったのかわからない。

軽くひと回りしたけれど、登れそうな場所は限られる。

とりあえず開口した横穴式石室はなさそう。

一番登りやすそうなところがここ。

がんばって登ってみた。

墳丘上には顕彰碑があった。「田中質蛬翁碑 明治二十七年」とある。

内容は漢文で読めないが、この古墳を発掘調査したという内容ではなさそう。日本語ってこういうところが弱い。たった100年で読めなくなるのだ。

さっき氷川神社で見た明快な碑文も、あと100年したら読めなくなるのだろうか。

何かある。

愛宕社という石碑。気泡の多い火成岩に彫られている。

この石碑から古墳の名前「愛宕塚」がついたのだろう。

結局、よくわからなかった。

よほどの古墳好きでないと、どうしたらいいの？ってなるだけだろう。