
荒川下流から数えて4番目の沈下橋、
このあたりは荒川の旧流路の関係で、本流の西側までが鴻巣市の地所だから鴻巣市の農家が耕作しているのだろう。そのための小さな連絡橋の沈下橋がいくつもある。

風景や橋の雰囲気は下流の高尾橋、上流の滝馬室橋とそっくりなので、写真が混ざったら仕分けるのはむずかしい。実際、1~2枚、まちがえそうになったよ。

橋長は約55m、通行制限は車幅2.1m、重量2.0トン。
高尾橋よりも車幅の制限が20cm広いだけだが、ずいぶん広く感じる。乗用車だったらほとんど減速せずに通行できる。

この橋の特徴は上流側に流木ガードがあること。
45度に傾斜したパイプで流木を左右にさばいて橋脚に抵抗となる漂流物が絡みつくのを防いでいる。

大切な設備だけど、このせいで沈下橋に求める風情が損なわれていることはいなめない。
橋脚も同じような鉄製のパイプなので、橋と流木ガードは同時に施工されたのかな。
橋げたもPCかとおもわせる強固な桁橋で、全体的に水没に強そう。

傾斜パイプの天井はふさがれていない。たぶん底もないのだろう。そうじゃないと雨水やゴミが溜まってしまうので。

橋上から見た上流側の風景。
川、というよりも放水路みたいな感じで心がゾワゾワする。

橋上から見た下流側の風景。

東側、鴻巣市方向の段丘。
(2022年11月22日訪問)