
荒川の平野部では吉見堤のような強固な連続堤防が造られている。その堤防をずっと辿りながら見ていくと、熊谷の荒川大橋南詰めに堤防が途切れている場所があるのがわかる。
これ「
霞堤は武田信玄が考案したといわれる治水設備で、川にそって2重の堤防を築いて下流方向を開放しておく。川が増水して堤防が切れるまえに堤内地に水を引き入れて堤防を守るのと、水位が下がったとき堤内地の水をスムーズに排出するために仕組みだ。

その場所に行ってみた。

堤防が2重になっている区間の堤外地はゴルフの打ちっぱなしになっている。荒川の河川敷が水没する高水時にはこの部分にも水が逆流するだろう。
河原には歩ける道がなく、たとえ近くまで行ったとしても、わかりやすい写真が撮れるわけでもないし・・・。
面倒くさいのでドローンで写真を撮るだけにしよう。

堤防が2重になっているのがわかる。
支流側の先は荒川大橋の取付け道路が土手となっていて堤防の役目を果たしているのと、小さな水門がある。だがその水門より手前、つまり堤外地に数軒の人家や会社があるけれど大丈夫なのかね・・・

(2022年11月22日訪問)