車で走っていても寺の看板にはつい目がいってしまう。会津高田町を走っていて、ふと目に留まった看板があった。
「人間更生の寺」「自動車不動尊」
どんな寺か覗いてみることにした。
伽藍構成は、薬医門、本堂、薬師堂、護摩堂、水子地蔵堂、鎮守堂などが境内に散在し、かなり堂の多い寺である。写真は本堂。
こちらは薬師堂。
護摩堂はプレハブを組み合わせたような建築で、折からの好天で内部は蒸し風呂のようであった。ここで「人間更生」を行なうのであろうか? 10分もいればたいていの人間な更生されてしまいそうだ。
不動堂の前に問題の「自動車不動尊」はあった。よく成田山の別院なんかでやっている自動車祈祷のようなものかと思っていたら、不動尊が石造の自動車に収められているというものだった。珍しい石仏だと思う。
(1999年08月22日訪問)