弓削寺(ゆげじ)と読む。願成寺古墳群の近くにあった寺だ。この日の見学予定は終わりに近づいていたが、まだ陽が高く時間に余裕があったので、看板につられて立ち寄ってみた。
もとは湯華寺と書いたらしい。創建当時は温泉があったらしく、そこから「ゆげ」の名前がついたという。
境内は三間一戸薬医門(上段写真)。本堂(中段写真)、庫裏、茶室、水盤舎など。
境内はよく整備されていて、本堂の障子の白い色も清々しい。
この寺は、参道に精進料理などを経営している。あまり客は入っていないようで、さびれた感じだった。でも本堂のあたりのゴージャスな感じよりも、私にはさびれた茶屋の雰囲気のほうがよかったりする。
(2000年03月20日訪問)