浄土寺

かつて重源が再興したというが天竺様の建物ではない。

(岡山県岡山市中区湯迫)

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浄土寺は岡山市街北部の湯迫(ゆば)温泉の裏手にある寺。ものの本によれば、かつて大伽藍を備えた寺であったが衰退、重源(ちょうげん)が再興し布教の拠点としたという事だったので寄ってみたが、温泉ホテルの裏手にある目立たない寺だった。

重源というのは東大寺再建の責任者で、奇抜な建築様式「天竺様(てんじくよう)」を導入した僧である。どんな本堂があるのか楽しみにしてきたが、本堂は普通の建物だった。

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本堂の軒には「め」と書かれた絵馬がかかっていた。

手前にあるのは大数珠。ゴルフボールほどの数珠が滑車にかかっている。数珠の間には数十センチのすきまがあり、回転させると滑車を超えて落下する数珠が玉突きをして「コチコチコチ…」と大きな音を立てる。

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境内にはほかに、袴腰鐘楼、日吉神社、水盤舎、薬医門、客殿、庫裏、鎮守社、地蔵堂。

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境内には湯迫温泉の源泉があった。伝説によれば重源が発見したとのこと。

(2001年04月30日訪問)

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ムック – 2022/7/25
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