次なる目的地、安福寺を探して上下町内の県道を走っていると、丘の上に怪しい竜宮門を発見。
「安福寺の前に先にこの竜宮門をチェックするか‥‥」と思って車で近づいてみたら、その丘の反対側に目的地の安福寺はあった。
この安福寺、中国地方でも屈指の珍寺という噂を聞いていたので、どんなすごい寺なのかと思って来たが、遠目には目立った特徴はない。中央に本堂、その手前には菖蒲園、本堂の左側に見える横長の建物は資料館だ。この寺の全容を説明すると長くなりそうなので、本坊、資料館、野外展示と3ページにわけることにする。
本坊付近は遠目には普通の寺のように見えるとはいえ、入口付近にあった東司がすでに珍寺的な非凡なセンスを感じさせてくれる。
六角堂で九輪が付いているのもユニークだが、それ以上に驚くのは入った正面に取り付けてある鏡が、遊園地のびっくりハウスに付いているような湾曲した鏡なのだ。一体、何の目的でこんな鏡を付けたのかまったく意味不明。
山門は一間一戸の鐘楼門。
寺の建物は他に本堂、庫裏。
庫裏の前には黄色に塗られたアメリカンな小屋がある。
その前は菖蒲園になっている。
6月1日~30日まであやめ祭が行われて、観光客でにぎわうらしい。
さらにその先にはナイスな中国風の庭園が。ここに菖蒲が咲きそろう季節に見てみたいものだ。
小島には五重塔のミニチュアが建っている。この寺の全体的に言えることなのだが、山門、本堂、庫裏以外のものは原色のペンキでペイントされているのが特徴だ。
庫裏の入口にある穴門も黄色とブルーに塗り分けられていた。
本堂の裏にはいくつか穴があいている。
胎内潜りではない。柵がしてあるが奥行きは数m程度のようだ。周囲の土質はざらざらのもろい砂なので、胎内潜りだとしても壁などを触るとぱらぱらと砂が落ちてきそうだ。
本堂付近の様子は以上である。続いてこの寺を珍寺たらしめているの最大の特徴である資料館へと向かう。
(2001年05月04日訪問)