長福寺から中国自動車道のインターへ向かう途中で美作町を通る。
その美作町で立ち寄った寺、安養寺。
ほぼ町の中央部にある。
山門は三間一戸の薬医門。仁王門になっている。
薬医門の仁王門というのはとてもめずらしい。
薬医門というのは、前後に柱(通常は全部で4本)のある門で、門扉が前側の柱に取り付けてある門を言う。横から見ると門扉を取り付ける前側の柱が太くて、後ろ側の柱は添え柱のようになっているのが特徴だ。
境内に入ると左側に小さな地蔵堂(写真の城っぽく見える小祠)、十一面観音堂(写真中央。観音は国重文)、渡り廊下を経て本堂につながっている。
本堂。
左側の渡り廊下の奥には鎮守社がある。
本堂の右側に見える石造の観音は「美作大観音」という名前。
本堂の右側には庫裏と玄関。
庫裏というよりは客殿のような印象の建物だ。
境内には他に七福神、鐘堂(写真)。
(2001年05月05日訪問)