村田町西側の丘陵のふもとにある寺。武家屋敷のある通りからは歩いても近い。庭園があるというので立ち寄ってみた。
境内は東面していて、山門は三間一戸の薬医門。仁王門になっている。
境内に入ると、切妻の玄関(写真左手前。奥は寺務所?)、そこから右方向に、本堂、庭園入場料徴収所、庫裏と続く。
本堂の前はアスファルトが円形になっているから、まわり場なのであろう。
庭園は本堂の右側から入るようだが、とりあえず庭園には寄らず、本堂の左側のほうへ進む。
本堂の左側には鐘堂と広い駐車場がある。町並み探索の起点にするのもいいかもしれない。
その奥には赤い観音堂。
内部には十一面観音がいた。
観音堂の奥には大仏。
座高は3mくらいか。釈迦牟尼仏だ。
なかなかの大仏ぶりである。
大仏の前にはマニ車があった。
5連装で、表面には般若心経が刻印されている。これを1回しすると1回読経したのと同じ功徳があるという。
境内左側の一番奥には伊達宗高の霊廟。伊達宗尊は伊達政宗の七男で領民に慕われた名君だったという。天然痘で20歳の若さでなくなり、10名の家臣が殉死した。宗高の墓の両側には家臣の殉死の墓が並んでいた。
時刻はすでに午後3時をまわった。村田町はなかなか良いところではあったが、いいかげんに本当の目的地に向かわなければ‥‥。村田インターから初日の目的地である岩手県の紫波インターまではまだ150kmくらいある。一気に走りきろうと思ったのだが、高速に乗って一区間も走らないうちに眠気に襲われ、仙台付近のパーキングエリアで仮眠。(私は高速道路の運転は苦手だ。変化がないからすぐ眠くなってしまうのだ。)なんとか紫波インターへ着いたときにはもう6時近くになっていた。
(2001年08月11日訪問)