広済寺。久円寺の東100mにあった寺。この寺に立ち寄った理由ははっきり覚えている。久円寺に寄ったのに、すぐ近くにある広済寺を素通りするのは失礼であろう、という理由からである。
寺の周囲は黒塀に囲まれていて、大きな黒松が道路にまで伸びている。周囲は市街地だが、この一角だけちょっといい風情を感じさせる。
山門は三間一戸の薬医門。寺の門というより、城門か武家屋敷の門を移築したような感じの門である。
狭い市街地だが、山門の右手に駐車場があるので助かる。
境内はあまり広くない。本堂は入母屋作りで堂の中心から右側にずれたところに唐破風向拝の玄関がついていた。
堂の中心から外れた位置に向拝をつけるのは禅宗の本堂によくある造りだ。
本堂内陣の様子。
境内の西側には鎮守社。
境内の東側にも堂があった。地蔵堂か(?)。
(2001年08月15日訪問)