覚範寺。輪王寺の東隣にある寺。輪王寺と同じ稜線にある。
寺は山の上にあるため車通りから長い参道が続いている。日暮れ時で先を急ぎたい旅ではあるが、いきなり車で境内に乗りつけたのではせっかくの参道の雰囲気を味わうことができない。
できるかぎり参道前で下車して、歩いて参詣したいところだ。だが市街地ということもあって簡単に駐車できる場所がない。
いったん参道前に路駐し、参道付近を見て、再び車で境内へ移動するか、境内に駐車してから参道を逆に歩くかしなければならず、ひとつひとつの寺に時間がかかってしまう。
だが北山の寺にはそれをしてもよいと思える風情のある参道が多いのだ。
参道を進んだところには八脚門の仁王門があった。
仁王門を入ると右側には鐘堂。
本堂はRC造。
本堂の前には石製の小さなダルマが二体あった。
庫裏もRC造。境内には他に水盤舎がある。
境内はややあっけなかったが、参道の記憶が強く残った寺だった。
(2001年09月23日訪問)