東八幡神社

改築されたばかりの本殿は神明造。

(徳島県石井町高原平島)

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五社神社から飯尾川をまた少しさかのぼったところにあった神社。東八幡神社。

神社の境内の前がすぐ飯尾川になっている。

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飯尾川はかつては吉野川の流路のひとつだったのかもしれない。広い意味では吉野川の氾濫原を流れる支川で、たびたび水害を起こしてきた。最近は吉野川への放水路バイパスもあるので以前ほどは氾濫しなくなったが、まだ油断はできない。

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神社境内の周囲は開けていて明るいけれど、鎮守の森の神々しさみたいな雰囲気は感じられなくなってしまっている。

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境内にはムクノキとクスノキが残されていた。

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鳥居をくぐってすぐ左側にある水盤舎。

2本の掘っ建ての石柱に、木の柱がボルトで留められている。2本柱の棟門のような建物。

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柱が2本だとこういう架構になる。

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社殿はどれもまだ新しい。

定礎を見ると2002年10月竣工で、きょうは2003年4月だからまだ半年しか経っていない。

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定礎。

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拝殿、本殿ともに切妻平入りの建物。

切妻平入りの拝殿と本殿が接続したら「八幡造り」という様式になるのだが、これは違うよね。

本殿は明確に神明造りだから。

「八幡神社なので八幡造りでした」って言いたいけど違う。

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棟持ち柱が建物の外にでている本格的な神明造だ。

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八幡造とか、権現造りっていわれる神社の形式って、なにかいまひとつ納得できない呼びかただと思う。

ほとんどの神社の様式は本殿の形状をいうのに、八幡造りは本殿と拝殿の接続の方法が定義になっている。本殿の形だけみれば流造りとも言えるようなものなのだ。

一方で、流造りとか春日造りという用語は、拝殿との接続方法についてはまるで無頓着なのだ。

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神社の横は牧草の畑(?)になっていて、季節柄、菜の花が咲いていた。

火の見櫓が見える。行ってみようか。

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(2003年04月05日訪問)

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