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四国の時計台

徳島県を中心として、四国で見かけた時計台を紹介する。

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以前から気になっていたものがある。神社の境内や街角などでたまに見かけるアールデコ調のモニュメントである。いくつか類似物件を見ているうちに、それらが戦前に昭和天皇の即位や皇紀 2600 年を記念して建てられたものが多いことに気付いた。そのなかで特に目に付くのは時計がはめ込まれたタイプである。この物件を私は勝手に「時計台」と名付けている。

全国にどのくらいの時計台が作られたのかはわからない。おそらくそれを研究している人もいないだろう。だが、広い範囲で見かけるし、時計をはめ込んであったり、モルタルの洗い出し仕上げであったりという特徴を見いだすことができるから、これは全国的なムーブメントだったのではないか。

おそらく相当の数のモニュメントが造られたと想像しているが、現在ではあまり数が残っていないのはなぜなのだろう。場所が辻であったものは道路の拡張にともなって取り壊されたのかもしれないが、それにしても数が少ない。もしかしたら敗戦時にGHQからの通達により一斉に取り壊されたというような歴史があるのかも知れない。たかだか60年前のことがよくわからないというのは不思議なものだ。

ここでは、徳島で見かけた時計台を紹介しよう。これらは1日で見て回ったものではなく、日ごろ県内を見て回っているときに気付いたものをまとめたものである。