辻時計のあった八幡神社から少し西のほうへ行ったところに、別の神社が見えたので行ってみることにした。
このとき持っていたドライブマップには神社の位置が掲載されていないので小さな神社なのか?
行ってみると、意外に大きな神社だった。
鳥居をくぐって右側に五角地神塔、社務所。
社務所はすべて雨戸が硬く閉じられているが、しっかりした建物だ。お祭りなど町内の行事などでは現在も使われているのだろう。
境内はほぼコンクリで舗装されていて、駐車場になっている。
境内の樹は、クスノキ、ムクノキ、イチョウとこの地域の定番。
拝殿は少し横に長い感じの入母屋造。
狛犬。
子ども付き。
ときどきあるよね、原料の四角柱の石材から最大の狛犬を彫り出そうとしたために、最終的にまだ原石の四角さが抜け切れてないという狛犬。
こちらのほうがいくぶんか四角さが軽減されているか。
拝殿の横の壁から何か突き出ている。
これは何だろう。
いままであまり見たことがない構造だ。
ここにもなにか眷族のようなものが入っていて、拝まなくちゃならないの?
拝殿の背面は幣殿が接続した凸型で、本殿まで石の間で繋がっている。本殿は石製の基壇の上に乗っていて全体的にかなりしっかりした立派な社殿だ。
年代的には明治~大正くらいだろうか。
拝殿の左側にみえる茶色い下見板の建物は、たぶん藍の寝床と呼ばれる藍農家独特の蔵。その基礎がかさ上げされていないということは、この当たりは飯尾川が氾濫しても水がかからない場所なのだろう。この集落は飯尾川の自然堤防の上に出来た村なのかもしれない。
(2003年04月05日訪問)