細道をさらに進んでいくと、小さな神社があった。
名前は大聖歓喜天。名前的にはほぼお寺!
一応、建物の造りは拝殿+本殿で神社風ではあるが、どちらかというと、公民館とお堂が連結したこの地域でよく見てきたタイプ。
拝殿は切妻平入りで、地蔵格子以外にはあまり宗教建築らしい要素がない。
中を覗いてみたら、地域の集会所のような感じになっている。パーティーでもやったのかな、万国旗が天井から下がっているのがシュール。
ただ、建物の奥のほうに本殿への通路があり、本殿には鏡らしきものが見える。ここだけ見ればとても神社っぽい。
「歓喜天」が祀られているのかどうかは不明だ。
本殿は宝形造り。
神社の本殿が宝形造っていうのは初めての収集例。
これを拝殿、本殿と言っていいのかは若干疑問だが。
拝殿の横は広場になっているが遊具などはなし。
広場の一角に石仏が並んでいた。
役行者かな。
鳥居の左側にも何か末社のようなものがある。
地蔵堂だった。
これは神社の付属物ではなく、独立した辻堂かもしれない。
(2003年04月05日訪問)