歓喜天堂

神社にしか見えない歓喜天堂。

(徳島県石井町高原西高原)

写真

細道をさらに進んでいくと、小さな神社があった。

名前は大聖歓喜天。名前的にはほぼお寺!

写真

一応、建物の造りは拝殿+本殿で神社風ではあるが、どちらかというと、公民館とお堂が連結したこの地域でよく見てきたタイプ。

写真

拝殿は切妻平入りで、地蔵格子以外にはあまり宗教建築らしい要素がない。

写真

中を覗いてみたら、地域の集会所のような感じになっている。パーティーでもやったのかな、万国旗が天井から下がっているのがシュール。

ただ、建物の奥のほうに本殿への通路があり、本殿には鏡らしきものが見える。ここだけ見ればとても神社っぽい。

「歓喜天」が祀られているのかどうかは不明だ。

写真

本殿は宝形造り。

神社の本殿が宝形造っていうのは初めての収集例。

写真

これを拝殿、本殿と言っていいのかは若干疑問だが。

写真

拝殿の横は広場になっているが遊具などはなし。

写真

広場の一角に石仏が並んでいた。

役行者かな。

写真

鳥居の左側にも何か末社のようなものがある。

写真

地蔵堂だった。

これは神社の付属物ではなく、独立した辻堂かもしれない。

(2003年04月05日訪問)

沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶 (味なたてもの探訪)

単行本 – 2019/12/4
岡本 尚文 (著, 監修, 写真), 普久原朝充 (その他)
木造建築、コンクリート建築、赤瓦、セメント瓦、琉球、日本、アメリカー、多様な文化が混ざり合う沖縄のまちと建築を通して、時代の流れのなかを生きた人びとの暮らしの「記録と記憶」をまとめた一冊。

amazon.co.jp