地形図で、脇町から国道193号線を高松方面へ見ていくと、家並みが切れたあたりに曽江谷川に橋の表記がある(矢印)。
その橋の現物がこれ!
どう見ても橋じゃないよね? 砂防堰堤の上を走れるというだけのものだよね?
このように道路に水が載っている渡河ポイントを「洗い越し」という。
沈下橋は増水時のみ水に浸かるが、洗い越しは常時水面下にあるというのが興味深すぎる。
曽江谷川の下流には、ほかにもなし崩し的に砂防堰堤の上を通れる場所があるのだけれど、地図上で明確に橋の記述になっているのはここだけ。
部外者が普通乗用車で誰に気兼ねすることなく通行できる洗い越しって、珍しいのではないか。
いまは冬で水量が少ないけれど、夏にはけっこうな水が掛かっていて、走ると車の下面がきれいになりそう。
(2006年12月17日訪問)