正覚寺。華岳寺から少し歩いたところにある寺。
山門は薬医門。山門を入ると左側にイチョウの樹がある。この寺のシンボルであろう。
黄葉した葉に夕日があたって、真っ赤に染め上げられていた。お寺の人の話では、今年はイチョウの黄葉が例年になく奇麗で、雨が降らなかったからではないかとのことだった。
イチョウの樹の下には水盤舎。
本堂は寄棟造で、屋根の勾配、軒の深さなどのバランスがよく、美しい建物だ。部材の風化具合などを見る限りではすごく古いというわけではなさそうだが、ぬれ縁を回しているところなど、古式を感じさせる建物だ。
本堂の右側には玄関、庫裏がある。庫裏は普通の住宅風。
庫裏の前には単相の鐘堂がある。鐘堂はあまり古そうな堂ではない。せいぜい明治から大正くらいであろう。
寺の全景。
そろそろあたりは暗くなってきていて、写真を写すのが難しくなってきた。
(2001年11月23日訪問)