
普門寺。
大府市から豊明市へ移動する途中にあった寺。
知多八十八ヶ所霊場、尾張三十三観音霊場、知多三十三観音霊場、大府七福神霊場の4つの霊場を兼ねていている。この日も観光バスが止まっていて多数のお遍路さんがいた。
寺の全体の雰囲気がよくわかる写真で、こんな写真をなるべく多く撮りたいものだ。

山門は一間一戸の二重門。
いや、むしろ裳階付きの一間一戸楼門というべきかも知れない。

山門の左右には長屋門のような建物がある。
山門の左側の建物は半分は車庫になっているが、残りの半分は弘法大師堂になっていて、内部には四天王が祀られていた。

本堂はまだ新しい。建って数年というところだろう。

庫裏は現在新築中。
さすがに4つの霊場の札所を兼ねると、寺勢も上向くのであろう。

本堂の左側は十一面観音堂。

そのさらに左側には八十八ヶ所ミニ霊場になっている。
中央には観音像、その前に狛犬、その前に常夜灯という支離滅裂な構成。下部が位牌堂になっている観音像は別として、狛犬や石灯籠まで見上げるような位置に置かれているのもどういう意図なのだろうか。
右側には後生車がある。

八十八ヶ所には八十八体の弘法大師が並んでいる。
この霊場はコの字型に作られているのだが、右側から参詣するように並んでいる。一般に、仏教の参詣方法は時計回りである。もちろん四国の札所も徳島→高知→愛媛→香川と時計回りだ。しかるにこのミニ霊場はあえて逆回りに作られている。どういう意味でこのように作られているのか謎である。
(2002年02月10日訪問)