成就寺。
妙正寺坂を降りてゆくと、左手に見えてくる寺。
このサイトでは、裏口や通用門から入った場合でも、一応山門から順番に説明するようにしている。
でも実際には境内を正面以外から見たほうが寺の全体がわかりやすい場合もあり、そういうときは写真の順番に苦慮してしまう。成就寺は、裏手の妙正寺坂からの眺めのほうが寺の様子がよくわかるので、たまには時系列に写真を載せてみよう。
山門は釘貫門の屋根を切り落としたような、よくわからないスタイルの門だった。
本堂はRC造で特徴がない。特徴がないのはRC造だから、という訳ではない。禅宗なら禅宗っぽい建築をRCで作ったらカッコいいと思うし、技術的にもむずかしくないと思うのだが、設計する工務店が「寺の本堂はこういうものだ」という雛形にこだわりすぎているのではないだろうか。
庫裏は普通の住宅風。
本堂の左には六地蔵堂。
そのさらに左には鎮守社の淡島神社。
淡島さまは一般に、婦人病の神様とされ、下の病気などに霊験があるとされている。
粟島神社の裏手にお授け地蔵という石仏があった。
赤い腰巻きをめくってみると、掲載がはばかられる造形が…。
参道には露光庵という塔頭があった。
(2002年08月27日訪問)