
地蔵院。
黒滝山に登ったとき、眼下に見えていた寺だ。参道が海岸まで延びているのも見える。
位置的には黒滝山の登山口のような位置にあるのだが、地蔵院の境内を通って黒滝山へ登れるかどうかはよくわからない。寺の背後は墓地になっている。

石垣と白壁がめぐる境内の雰囲気は、海蔵寺と似ていなくもない。本堂と庫裏が棟続きになっているというのも同じだ。

地蔵院の背後には、黒滝山の鋭い峯がそびえていて、境内は雄大な眺め。

山門は四脚門で、すごく小さい鯱が載っている。

山門を入ってすぐ右側には水盤舎。自然に曲がった柱を使った風流な水盤舎だ。

本堂。
仏教建築ではなく、普通の民家のような造り。

本堂と庫裏は同じ高さの棟でつながっている。やはり民家風。

本堂の左側には六地蔵堂(写真)、鎮守社があった。

境内には他に、鐘堂。

地蔵院の参道は、緩やかな斜面をまっすぐに海まで続いている。

めずらしいものが写っているわけではないが、こういう何でもない港町の坂道の風景が好きだ。
(2002年08月27日訪問)