二葉山の山頂から寺町を見おろろすと、工事中の本堂と楼門が見えた。
とりあえずそこに行ってみることにしよう。
国前寺という寺だった。
山門は唐様だがあっさりした二重門。けっこう特徴的な造りだと思う。まだ新しい。
実はこのときはまだ知る由もないのだが、この二重門はおそらく、このあとに訪れる不動院の門のレプリカだ。
名建築のレプリカを作ることについて、私は基本的には否定しないが、ちょっとオリジナルとの立地が近すぎるのではないか。直線距離で3km程度しか離れていない。
裏側は不動院の門と少し違いがある。
楼門を入ると右側に水盤舎。
正面は庫裏。切妻で庫裏らしい庫裏だ。
本堂は工事中で見えなかった。
袴腰鐘楼。
一層、二層とも禅宗様の斗きょうで、三手先。
この寺の建物のなかでは比較的古そうに見えた。築50年くらい経っている感じ。
(2002年08月29日訪問)