2013年の秋のお彼岸が近づいた日。お彼岸には仕事が忙しく、墓参りに行けそうになかったので、少し早めに墓参りに行った。その帰り、気になっている物件があったので立ち寄ってみた。
それは県道10号線にある左写真の建物。この場所は碓氷方面の稚蚕飼育所巡りの出発点、中岩井の稚蚕飼育所のすぐ近くになる。2008年に稚蚕飼育所巡りをしたときには、すでにこの建物の存在に気付いていたのだが、「何であるのか」がまったくわからなかった。
それから5年たったいま、この建物が何なのか見抜く眼力がついたのは、実に喜ばしいことだ。
当サイトを愛読している諸兄もすでにおわかりのことと思う。そう、集乳所である。
地域のおばあちゃんに聞き込みをしたところ、「酪農の人が使っていた」というので間違いないだろう。
判定の決め手になったのは、この車寄せの部分。
青い扉の内部に、冷蔵施設があったのだろう。
現在は誰かが借りて倉庫にしているようだ。全ての扉に鍵がかかっていて、ガラス部分もカーテンがあるため内部の様子はまったくわからない。
こちらが玄関だと思われる。
集乳所の分類として、事務所が付属するものを「大型」としようと思っているが、この建物は外観からは事務所があるかどうかわからない。一応、中型としておこうと思う。
(2013年09月19日訪問)