団地の北縁の公園のとなりにその大桑はあった。

種類はログワ系。

葉に切れ込みがないのが特徴。

ログワはどちらかというと西日本で栽培された品種と言われるが、群馬県の中山間地でもよく野生化しているのを見る。

この場所がむかし桑畑だったという感じではない。雑木林の林縁であり、勝手に根付いた桑だったのだろう。

胸高直径は70cm、樹高は推定10～15mくらいであろうか。樹齢は、あてずっぽうだが50～100年くらいあるのではないか。

群馬県では、各地に放置された桑畑があり、見上げるような桑の林が形成されているところも目に付く。そのため、ちょっとした桑の巨木くらいでは驚かないのだが、この桑は「大桑」と言っていいものだと思う。

下から見上げると、とても桑の樹の下にいるようには見えない。

ところで、この大桑の隣の公園は、敷地全体に芝が植えてある。こうした施工は、管理に労力がかかるので町内会などが嫌い、なかなか実現できないはず。

かなり珍しい公園だ。

遊具としては特徴的な雲梯があった。

これどうやって遊ぶのだろうか。