小金久保の不動堂の周囲に桑畑がたくさんあった。これらの桑畑は奥に見える養蚕農家のものらしい。
畑の剪定の様子からみて、まだ養蚕を続けているようだ。
東横野台地を東西に走る、県道212号線、217号線の両側には現役の桑畑がたくさん残っている。養蚕県といわれた群馬でも、このように点々と現役の桑畑が続く場所は少なくなってしまった。
その農家の近くまで行ってみた。
2階建ての巨大な蚕室は迫力がある。
現在は養蚕は庭先にあるバラックで行っているようで、この蚕室は倉庫になっているようだった。
斜面に建っているため、崖屋のようになっていて、地下部がある。
肥料などをしまっているようだ。
その近くにあった別の養蚕農家。この農家では、パイプハウスを蚕室として使っていた。
写真中央に見える、銀色のシートで覆われたハウスがそうだ。パイプハウスの蚕室はバラックで作る蚕室よりは低コストだが、内部の気温変化が大きく、飼育はやりにくかったという。
(2012年12月24日訪問)