高稚蚕飼育所を見たあと、大沢川という沢の谷を上流に向かって南下していく。
神保という字では、下神保の稚蚕飼育所を探すが見つからず、クルマをUターンしようとしたところに古墳があった。
群馬県で古墳があったというだけで止まっていたら数が多すぎて大変なことになるのだが、道路から開口した石室が見えたので立ち寄ることにした。古墳については私は専門ではないので、とりあえず開口してたら立ち寄るというスタンスをとりたいと思う。
古墳の名前はその場ではわからなかったが、あとで検索してみたところ、複数の古墳サイトで「多胡村133号墳」と書かれていたので、その名前を採用した。
墳丘の上は墓地になっている。墳形は円墳。
墓地内で見かけた祠型の墓。
ほかにもこのような形状の墓があった。
この墓は、中がくり貫かれて穴になっている。このような中空の墓を瀬戸内地方では「らん塔」などという。未確認だが群馬では「石堂」というらしい。
石室は南向きに開口している。
近くでみると奥行きが浅く、石室内から樹が生えている。
内部には石仏が納められていた。
いずれも舟形後背で、青面金剛、大日如来、地蔵菩薩などがあった。
(2008年12月28日訪問)