白石古墳群中で最大の前方後円墳。
七輿山が145mなのに対して、この稲荷山古墳は175mもある。なので、とても巨大な古墳になるわけだが、丘の頂上を利用して造られているため、どこまでが墳丘なのかわかりにくく、正直、七輿山ほどの巨大感がない。
案内板によれば、陪塚も2つあるとのことだが、確認できず。このあたりか?
古墳の横がゴルフの打ちっ放しになっているため、景観はちょっと残念だ。
墳丘状はどこでも自由に上り下りできるのが、まあ、褒められるところか。
なお、石室は竪穴式。
「竪穴式石室」は古墳時代の前半に多かった形式で、現代の墓地のカロウトのように地表から垂直に穴を掘り、遺体を安置後にフタをして埋めたものだ。洞窟好きの私にとってはいまひとつ萌えない形式の石室ということになる。
(2008年12月30日訪問)