先ほど訪れた東平井集落の町並みを少し北にいったところの辻で見かけた火の見櫓。
この辻は桝形になった変則的な十字路で、火の見櫓を造るにはうってつけの場所だ。
地上から望楼までの高さは7間。下から2間目、5間目に踊り場がある。
5間目の踊り場には、サイレンと物干し。
塔体の逓減は直線的で、優美さには欠ける感じを受けた。
望楼の平面は円形で、手すりには唐草模様風の意匠がある。
屋根は宝形型で、青く塗られている。全体的に見たとき、屋根の単純な直線が浮いてしまって見える。ちょっと屋根に照り(反り)を付けるだけでおしゃれになると思うのだが。
(2008年12月30日訪問)