善光寺の西側、もっと突っ込んで言えば、下川淵小学校の敷地の一部に、「英霊殿」と称するものがある。

これがそれ。

一応、ページのタイトルでは英霊殿ということにしておくが、私の心の声はこれが「奉安殿」だと言っている。

場所も学校の敷地の一部だし。

奉安殿とは、戦時中に天皇陛下の写真や教育勅語を収め、国が国民を戦争へ駆り立てるために利用した装置である。

「いや、それ奉安殿じゃないよ、戦没者を祀る神社だよ」、「そもそも学校の敷地じゃないよ、この線から外は別だから」という意見もあろうかと思うが、これは限りなく奉安殿的な外観のものであり、奉安殿的な立地にある英霊殿なのだ。

内部はこんな感じ。

もちろん御真影はなかった。

日露戦争の戦没者の名簿が収められているのであろう。合掌。

背面には戦没者の名簿が彫られている。

横には日露戦役記念碑なるものが建てられていた。