シュエダゴンパゴダの南山門の交差点に、割と大きなパゴダがある。マハウィセィヤである。
戦後、3回首相を務めたウーヌ首相の寄進によって立てたパゴダだという。
徒歩の山門もあるが、今回はタクシーを使っているため駐車場へ。
駐車場の付近にあった、聖人紹介所。
土地神さま(?)
ポーポーアゥン。
ボーミンガウン。
こちらはお坊さん。
たぶん有名なお坊さんなのだろうと思うが。
その横には、占い屋。
夕方だからか、半分以上は閉まっていた。
パゴダのほうへ向かう。
山門は切妻の三軒三戸門。
ミャンマーの寺では、山門はゲート状のものか回廊の入口の場合が多く、このように門として独立した建築物になっていることは少ないように思う。
パゴダは巨大な部類。
中に入れる。
以前に紹介したカバーエーパゴダもそうだったが、新しく作られた仏塔は内部に入れるというパターンが多いようだ。中に入れるのはいいが、だいたいにおいて大味になりがちなので、個人的には内部に入れる仏塔にあまり面白みは感じたことがない。
内部には回廊があり、中心部は丸い部屋になっている。
内部に入れる仏塔の中心には構造のための柱がある場合が多いが、ここは柱なしの大空間になっている。
しかもなぜか樹のレプリカがあって天井は空のようになっている。まるで、サンリオピューロランドにでもいるかのような雰囲気。とてもお寺には思えない。
天井には星座が描かれている。
この星座はミャンマー独自のものらしく、アマラプラにあったコンバウン王朝のパゴダにあった、160年ほど昔の星座図を模写したものなのだという。
外周の廊下には、ミャンマー全国の著名寺院の風景画が並んでいる。
サガインにあるカウンムドーパゴダ。
いわゆるおっぱいパゴダと呼ばれるものの代表格。
最近金色に塗られてしまったというが・・・。
その左の茶色い箱みたいなのは、やはりサガイン管区にあるミングンパゴダ。この辺り、ゆっくり観光してみたいなあ。
タコンタイ(石柱)はパゴダの敷地の四隅にあるという変則的な建ち方。
タコンタイの前は、ドラや鐘などそれぞれ違うものを入れた堂になっている。
鐘つき堂でまったりとデートするカップル。
広くて、新しくて、あまり人のいない大味なパゴダだったな。
(2015年05月06日訪問)