津山市の東部は、南に出雲街道の宿場町、北の丹後山丘陵のふもとには寺社が並ぶ寺町になっている。そしてその間に挟まれた住宅地は、もと武家屋敷街だった場所である。
いまでもわずかに武家屋敷の風情が残っている。
その武家屋敷の路地を入ったところに次のお寺があった。
浄土真宗本願寺派、浄円寺である。
狭い路地に面しているが白壁がきれいで、町の景観向上にとても貢献している。
山門は薬医門。
門はまだ新しい。建てられてまだ4~5年くらいしか建っていない感じ。
境内はとても狭く、本堂の写真を撮るには引きが足らない。
本堂の左側に小さな六角堂があった。
この堂は、よく見ると参詣の階段が斜めに付いている。
六角堂の内部は、どうやら位牌堂になっているようだ。
本堂は、周囲に濡れ縁を廻した浄土真宗らしい造り。
本堂の右側には庫裏。
完全に民間の住宅のにしか見えない。
庫裏の前には東司、兼、
当サイトでは、墓参のための手桶を置く建物を「閼伽井屋」と呼ぶことにしている。ちょっと大げさか。一般的には「手桶堂」とでも呼んだほうが適切かもしれない。
(2003年04月29日訪問)