
日蓮宗、妙圓寺。
寺町の他の寺が地味だったのに比べると、その参道からしてお金がかかっている派手な寺である。
山門の前には池がしつらえられており、反り橋がかけられている。

池の手前には水盤舎がある。

反り橋を渡って境内へ入ってゆこう。
山門は薬医門だ。

本堂は特異な重層造り。江戸中期の作だという。
宗派は違うが、久米南町の誕生寺の本堂を思わせる。

本堂の右側奥には鎮守社の拝殿ようなものがあった。
おそらく番神堂と思われる。

番神堂は拝殿、相の間、本殿というように、神社の構成としてもそれなりの規模。本殿の形式は中山造り。
鎮守社というより、ひとつの神社の規模である。

番神堂の前には鐘堂。
かなり新しそう。築10年以内くらいではないか。

本堂の左側には玄関。

玄関の先には書院のようなものがある。庫裏はさらにその奥になる。

書院の前には閼伽井屋があった。
(2003年04月30日訪問)