玉雲大権現。
厳密には隣りにある化生寺という寺の鎮守社のようだ。
当サイトでは寺院に付属する神社である「鎮守社」は、寺院の紹介ページでまとめて掲載している。だがこの鎮守社は参道も山門も寺とは別になっていて、ページを分けて紹介したほうが収まりがよさそうなのだ。
鳥居はこの地域でこれまでも何度か見かけた、扁額の上の越屋根が笠木よりも高くなっているというタイプ。
ただしこれまで紹介したのはいずれも越屋根が切妻の平入りだったのに対して、この鳥居は照り起り屋根の妻入りになっている。しかも鳥居の全体としては両部鳥居でありこれまで紹介した物件とは色々な点で異なる。
越屋根のついた鳥居もひとつの様式で、中山造りと分布を同じくするのかとも思ったが、どうもそういう単純なハナシではないようだ。
水盤舎。その後ろに見える白っぽい建物は神庫。
左奥に見える鐘堂は隣りの妙圓寺のものであり、この神社とは関係ない。
八脚門の神門がある。
岡山県や広島県でよく見かけるタイプ。
拝殿。拝殿の背後には幣殿と思われる建物が棟続きになっている。
右側に見える渡り廊下は、隣りの化生寺につながっている。この神社自体には社務所はなく、やはり化生寺の付属物扱いなのであろう。
本殿。
拝殿とは石段で隔てられている。
本殿の左側にあった末社群。
本殿の右側にあった末社。
奥に見える桟瓦葺きの建物は大師堂。
(2003年04月30日訪問)