AH1号線から分岐してウィンセイン町へ向かう道へ入った。おそらくこの道が街道の旧道で、現在のAH1号線は新道なのではないかと思う。
さて、ウィンセインは聖地ターマニャヒルの門前町として発達した町である。きょうはこれからターマニャヒルの周辺にある付属寺院を訪ねようと思う。つまり、これから紹介する寺々は、一般的な旅行者にはほとんどどうでもいいような寺である。
ところが道をひとつ間違えていて、目指していた寺は横目に過ぎてゆき、まったく別のパゴダに着いてしまった。
小さな地味なパゴダだが、これも一期一会と思い、参詣していくことにした。
境内の中心はこのパゴダ。
親パゴダの周囲8面に子パゴダを従えている。
北側にはパゴダ拝殿がある。
パゴダ拝殿の内部。
レンガの壁にガラスブロックを埋め込んで、仏像の光背として採光している。うまいことを考えたものだ。
親パゴダの正方形の基礎の、4角と4辺、合計8方向に子パゴダがある。
子パゴダには布が巻かれていた。
8基の子パゴダは、八曜日の守り本尊の安置所になっている。私は自分の誕生日の本尊へとお参りした。
眷族は牙のないゾウ。
本尊は、よくいえば化粧仏。
すごく素朴に塗られている。
パゴダと対になるタコンタイは、太くて力強いデザイン。
その横にあるのはお坊さんの住居かな。
境内にはほかに講堂があった。
(2017年01月04日訪問)