徳島県の那賀川流域。中山のローラー台や阿井のローラー台といった個性的な滑り台を以前に紹介した。きょうはそこからさらに上流へと分け入って、高地集落巡りや環流丘陵巡りをして、ついでに以前から気になっていたあいあいランドという児童公園へ寄ることにした。
那賀川の中流域は「
実際には「丘陵」が面白いのではなく、環状になった平地が面白いのだ。名前はあるのだろうか、なければ「
私は徳島の環流丘陵(と環流丘陵のなりそこないの深い蛇行箇所)をすべて見たい、いずれ写真で紹介したいと思っていたが、なかなか方法がわからないままその機会を失ってしまった。当時、ドローンでもあれば空撮で紹介できただろう。
あいあいランドはその環流丘陵銀座ともいえる地域にあるキャンプ場などを併設した大きな自然公園だ。
公園に入るとまずあるのが木製の複合遊具。
公園の案内板によれば「えいえい王の砦」。
木製デッキから下りずに、遊具から遊具へと移動できる長城のような砦だ。
写真左のステンレスパイプは、もしかしたらパイプ滑りか。
都村製作所の遊具によく見られるチューブ滑り台。
波形の成形樹脂台。
ターザンロープ。
公園の案内板によれば「すいすいロープウェイ」。
やはり都村製作所の特徴的な製品である、木登り遊具。この物件は大型で頂上まで登ったらかなりの高度感がある。恐怖感があるわりに落下事故などが起きにくい構造であり、子どもの勇気試しには面白い遊具だと思う。
公園の案内板によれば「あいあいツリー」。
この公園の最大の呼び物、ローラー滑り台。
2つの岩の山を通る長いローラー台だ。
岩の山にはそれぞれ名前がついていて、写真手前が「探検の岩山」。
短いが、通り抜けられる洞窟がある。また、階段以外の崖をよじ登ってもいいのかもしれない。
奥に見える岩山は「滑空の樹」。岩山ではなく擬木なのか。
滑り台を滑るには、まず探検の岩山に登り、そこから空中をローラーで滑りながら滑空の樹へと突入する。
滑空の樹の内部は270度のループ滑り台になっていて、下部から飛び出てそのまま直線のローラー台になる。
このローラー台だけでもかなりの長さがある。
私はローラー台はあまり好きではないのだが、最初のローラー台、二番目のローラー台ともに直線だけで構成されていて、滑りやすくできているのは好感が持てる。
ではさっそく探検の岩山へと登ってみよう。
通路は2つあり、左側は洞窟、右側が石段で滑り台へと通じている。
この滑り台の最大の見せ場は、滑空の樹の内部の螺旋だ。左上から洞窟へ突入し、一回転して下側から飛び出るのだ。
これはちょっと見ただけでワクワクする。
この公園内にはほかに、観光用水車があった。
橋の上から見下ろす谷底にあり、降りて行くほどでもないと判断したので上から眺めるだけにした。
(2004年11月21日訪問)